H3ロケット打ち上げ失敗 その1

1.H3ロケット打ち上げ犯騒曲 2024年2月17日、国産ロケットH3-2号機が打ち上げに成功した。1年前の打ち上げ中止から数えて3度目にしての成功である。例によって、マスコミお得意の手のひら返しで、「激しさを増す宇宙ビジネスをめぐる国際競争で今後の…

AI問答:古文の勉強は役に立つか

数か月前、あるテレビ番組でカンニング竹山氏が「古典(=古文)の授業は役に立たない」と発言し、ネット上で物議を醸したことがあった。 >2月25日、カンニング竹山が『ドーナツトーク』(TBS系)に出演。>古典の授業は「役に立ったことが1回もない」と話…

AI問答:ロケット戦闘機

1930年代、ドイツはキールの化学技師ヘルムート・ヴァルターは高濃度過酸化水素を動力につかう原動機を開発していた。 過酸化水素は水を電気分解して作られるが、この製法では濃度30パーセントの過酸化水素ができる。この過酸化水素を水で薄めて濃度3~5パー…

本当はコワい? SDGs

1.ペルー日本大使公邸襲撃事件 1996年12月17日、ペルーの首都リマにある日本大使公邸では天皇誕生日を祝う祝賀レセプションパーティが開かれていた。宴の最中、突然、ペルーの左翼テロ組織MRTA(ツパク・アマル革命運動)のテロリスト14名が大使公邸を襲撃…

AI問答:零戦のエンジン

現在の航空用エンジンといえば、ターボファンエンジンなどのガスタービン系が主流であるが、第二次大戦まではガソリンエンジンであった。航空機用ガソリンエンジンの冷却方式には空冷式と液冷式の2種類があり、冷却形式によってエンジンの形状(シリンダ配…

スペースシャトル・チャレンジャー号爆発事故と安全設計

1986年1月28日、スペースシャトル・チャレンジャー号が打ち上げ直後に爆発し、ディック・スコビー船長以下乗員7人全員が死亡した。 原因は、補助ロケットブースタの高温高圧ガスがブースタボディ間の隙間から噴き出したことにより、取り付け部分に異常な荷…

AI問答:方広寺鐘銘事件とエムス電報事件

1.序 青銅を磨いて鏡にすれば衣服の乱れを直すことができる 歴史を鑑にすれば物事の利害得失を知ることができるというのは、昔の偉い人が言った言葉であるが、実際、歴史は繰り返すというのは、よく聞く言葉である。そこで、生成AIの能力を探るために歴史…

自動運転とVF-1 ヴァルキリー

人間の脳(天然知能)とAI(Artificial lntelligence=人工知能)との最大の違いは、天然知能は目の前の状況から世界を認識し、さらにその世界をシミュレートできることである。 例えば、推理小説は全てテキストデータで描かれているが、ある犯罪事件が発生…

算数の文章題 その2 引っ掛け問題

前回のAI問答では、生成AI(ChatGPT)は、小学1年程度の算数の文章題を解けるか、を検証してみたが、今回は、文章題の第2弾として、大人でも良く考えないと間違えるという引っ掛け問題である。 AIは、2040年にシンギュラリティを迎えることができるだろうか…

AI問答_算数の文章題

2040年にシンギュラリティを迎えるというAIだが現在の生成AIの代表であるChatGPTに、算数の文章題を計算させてみた。 User1個50円のミカン10個と1個10円のリンゴ5個では? ChatGPTミカン1固が50円で、10個あるので、合計金額は50円/個×10個=500円です。リ…

シンギュラリティは来ない

飛躍的に進歩したAI(Artificial Intelligence=人工知能)の能力が2045年には人間の知能を超えるまでになり、その転換点=技術的特異点(ティツピングポイント)を表す「シンギュラリティ」という言葉が注目されている。シンギュラリティによって人間の仕事…

蜀犬吠日

【蜀犬吠日】 「蜀犬日(ひ)に吠(ほ)ゆ」と読みます。 三国志で有名な蜀(四川省)の地は山の中にあったため、よく霧がたちこめるので普段から太陽があまりはっきり見えず、たまに太陽が見えると犬たちが怪しんで吠えたのが語源とか。 そこから転じて、教…